Qualities of ナスノ

Grad student of History and Philosophy of Science, Bachelor of Public Health with emphasis on Bioethics. 医療とか情報にまつわる制度。情報の哲学を趣味にする。http://komad.tokyo/ は社会貢献

ファはファラフェルのファ♫ラもファラフェルのラ♫〜ファラフェルを日常食にするためのレシピ(ひよこ豆の水煮缶使用)〜

🧆ファラフェルを食べたい🧆

ファラフェルはひよこ豆でできたコロッケとも言われる中東の美味しいである。ピタパンに挟んで食べたり、スナック感覚で食べたりとても楽しい。🧆絵文字があるぐらい一般的に人気のある食べ物である。

コロッケとの違いとしては

  • じゃがいもではなくひよこ豆。しかも通常は加熱前の水で戻しただけの乾燥ひよこ豆を使う。
  • 肉類、卵、小麦粉を使わない。ヴィーガンレストランに行くとタンパク質系メインディッシュとしてよくファラフェルあるのはこういう理由かと思われる。
  • スパイスやハーブをいれる。
  • 衣を付けずに生地のまま揚げる。なので原材料ではコロッケが似ているが、揚げ方の観点からだとチキンナゲットが似ている。

ファラフェルめっちゃ好きなのに都内で買うと高いし、そもそも売ってるところ少ない。→自作します。

日常食としてファラフェルを気軽に食べれることを目指す。

近所のスーパー生まれの材料たち

今回つかった材料は以下。ざっくりいうと以下をフードプロセッサーにかけて混ぜて生地をつくり、それをゆっくり揚げる料理である。

  • ひよこ豆(ドライの水煮缶)×1缶(100g):メイン
  • イタリアンパセリパクチー×合わせて10g?:好みでどっちかだけにしても良い。
  • クミンシード(粉)、コリアンダーシード(粉)×それぞれ小さじ1.5以上。本当はもっといれたい。価格が問題:クミンシードは絶対にいれた方が良いと思われる。
  • 玉ねぎ×50~60g、ぶっちゃけ1/4個
  • にんにく×1/2かけ
  • 片栗粉×大さじ1 薄力粉とかコーンスターチでも良いと思われる。グルテンフリー等をやりたい場合など個人の好みで良いと思う。コーンスターチの場合は倍量いれればいいと思う。
  • ベーキングパウダー×少し。必要なのかわらかない。重曹いれてる時もある。
  • 塩×適量

通常のレシピでは、ひよこ豆は乾燥のものを水で一晩もどして使い、コーンスターチは使用しない。そうすると水分が少なくともきれいにまとまる。

しかし実際に簡単に手に入るひよこ豆は水煮缶であるし、そもそもスナック感覚で食べたいのに下準備に一晩かかるようでは気軽に食べれない。ドライの水煮缶は日持ちもするし、100g単位で扱いやすく、ハンドブレンダーやぶんぶんチョッパーでも加工できる柔らかさなのでこれを使うのを前提にレシピを組み立てた。

 

一度、ドライの水煮缶を使用して、片栗粉等のつなぎなしで揚げてみたが大惨事になった。グズグズに崩れる。真似はしないように。

 

悲惨だ

上述した分量であるが、結局玉ねぎやハーブの水分次第で色々難しくなるので片栗粉に関しては生地が適度にまとまるぐらいまで入れた方が良いと思われる。結局、多めに片栗粉を豆100g(1缶分)当たり大さじ1入れた。

(大さじ0.5の時点でテストで少量揚げてみたところ見事に崩れた失敗した。)

 

作り方(ソース無し、ファラフェル本体のみ)

1.まず玉ねぎ、にんにく、パクチーイタリアンパセリをフードプロセッサー等で細かくする。

みどり色

2.次にひよこまめを潰す。

豆のビフォーアフター

ひよこ豆は細かくしすぎない方がザクザク感が残って美味しい。可能なら水分をしっかりキッチンペーパーとかでとってからのほうが揚げる時に成功しやすい。多くのレシピでは1つのフードプロセッサーで作成するので、玉ねぎやハーブをいれて先に細かくした後から、ひよこ豆をいれてほどよく潰すことでひよこ豆が潰れすぎるのを避けている。

今回はぶんぶんチョッパーという器具を使用して小分けに細かくしたのであんまり順番は関係ない。ぶんぶんチョッパーではペースト状になる部分が少なくなるので、後からちょっとハンドブレンダーも使って細かく粉砕してペースト状にした。

もっと大きい粒残した方が美味しかったかもなぁ

3.材料を全部まぜ合わせる。

最終形態

コツとかはとくにない。

4.生地を一口大にまとめる。

本場では生地につなぎを入れず、ファラフェル棒なる特殊な圧力をかけて生地をまとめる器具を使うらしい。もちろん無理なので手かスプーンでまるめる。

空気を抜くのはもちろん、圧着させるイメージで結構強くギュッと固めると揚げた時に失敗しにくい気がする。

豆を潰して、また豆型にする

 

余裕があれば丸める直前にサンプルの一部を揚げ焼きするなどして、生地が揚げても崩れないかとか、味のバランスがちょうど良いかなど見ると安心できる。

揚げる前に寝かせるレシピも少なくないが理由不明。多くはつなぎを使っていないレシピなのがなにか関係するのだろうか。生地を保存するなら丸めた状態で冷凍するのが良いと思う。水煮缶なのですでに豆にも火が通ってるので揚げる時も楽だろう。

5.揚げる

揚げた後。まんなかのやつは少し失敗している。

丸めた生地を揚げるだけであるが、通常のレシピでは水煮缶ではないので低温でじっくり揚げる。今回は水煮缶なのでそこまでじっくり揚げる必要はないと思う。

しかし依然としてつなぎが少なく非常に崩れやすいので、高くない温度でゆっくりそして揚げてる間は一切触ったり転がしたりせず揚がって表面が固くなって崩れにくくなるのを待った方がいい。

(ちょうど写真真中のファラフェルは途中で少し触ってしまったもの。真ん中から割れそうになっている。)

衣のザクザク感がほしければ、豆を潰す時点でザクザクになりそうな部分を多めに残しておくとか、丸める時に大きな粒を表面につけるとかだろう。あと当たり前だが、たっぷりの油を使ったほうが表面は美味しそうになる。

つなぎを減らすと揚げる時に表面が少し溶けて大きい粒だけが残って衣がザクザクするが、それ以上に揚げるのが困難になる。このへんは乾燥ひよこ豆を使わないと達成できないのだろう。

感想

コロッケと同様に、自炊したからといって安く作れるわけではないところに今後の課題がある。水煮缶を使用することで手軽に作れるがコストはもちろん上がるし、スパイス類はぶっちゃけ高い。汚れるものは少ないが、フードプロセッサーとかハンドブレンダーとか厄介なものが汚れたり、そもそも揚げ物だという問題もある。

しかし、家で🧆ファラフェル🧆をいつでも食えるという安心感と自信が人の生活に活力をもたらすのである。

一応、素材とか加熱時の油とかちょっと気をつければヴィーガンな食生活にも採用できると思う。肉・卵・乳製品はもちろん入っていないし。